レビュー377 SMP ゴルドラン

黄金勇者ゴルドラン

2025 バンダイより発売

価格8988

パッケージ

第1話の復活シーンをイメージ背景が夜の情景になり少しゴージャスな雰囲気になっています

箱はジェイデッカーと比べて薄く長方形型に変更されよりプラモデルの箱らしい雰囲気に

しかし価格がギリギリ9000行かないとかかなり中途半端な…次のダ・ガーンXは超えそうですね

箱裏。該当シーンはアドベンジャー復活回など、作中アニメ序盤数話をイメージしたシーンを採用されているためオープニングやDNシーンから引っ張ってきたジェイデッカーより作成者が作品に対し思い入れがあると思いました

ランナー

ゴルドランは配色が他のロボアニメと比べても非常にシンプルな為、そこまでカラフルではありませんが変わりに塗装箇所はジェイデッカーより増加していました

ランナーのゲート部分はメッキ仕様を出す前提なのか大部分がタッチゲート式になっています

黄金剣士ドラン

ビークルモード。ドランの車形態はマクラーレンF1…ですが当時はベース車がまだ開発中だった為か微妙に形状が異なる様子です

平べったい小判にも見えますがディテールが施されているだけデッカードよりマシです。ちなみに谷田部三部作みたいに憑依型でもダグオンみたいにコピー型でもなくアニメだといきなりこの状態で復活しました

チェンジ。構造は単純なので一見タカラ版と遜色ないプロセスで変形できると思いきやつま先パーツはヒンジ展開式ではなく脚部内部に収納されていた物を組み替える形になります…単純な構造なのにどうして妥協したのか?

ロボット形態。ブキヤ版を見慣れていると違和感がありますがまぁこんなものかと

頭部は5ミリ程度のサイズながらも目まで彩色されています。どうしてマジキングはここまで出来なかったのか…?

脚部の太腿との接続パーツですが脱落を防止するパーツが付いていないため動かすとよく取れます。SMP勇者シリーズによく見られる雑な設計ですね

付属品は竜牙剣のパーツが複数。抜刀状態を再現するには手首ごと差し替える必要があり紛失には注意です

可動はサイズの割にかなり動きます

ブキヤ版と比較

黄金ゴルゴン

シリーズおなじみ主役勇者のサポートメカですが全てのシリーズにおいて珍しく自我を有しており(フォトグライザーは不明)、27話にて彼(?)にスポットが当てられたエピソードが存在します

出で立ちはゴジラ体型の黄金怪獣といったかんじです

尻尾のギミックは流石に可動で再現しきれなかったのか組み換え式になっているのがわかります。タカラ版だとBWガルバトロンと構造が酷似していました

頭部。収納を意識したせいか顎がかなり小さめに造形されています。構造自体はタカラ版を意識したのはわかるんですがこれはちょっと…ちなみにタカラ版には顎を奥に押し込むとスプリングで飛び出すギミックがあるのでそこまで苦労はしませんでした。変わりに本品では後頭部の上の背びれを押すと顎が僅かに出てくる仕掛けがあります

可動範囲は一部ゴルドランと共用している為それなりに動きます

黄金合体

概ね前述した腕部を除けばほぼタカラ版に準じた構造になっている為、当時品に触れた人ならば感覚で動かせると思います

ゴルゴン腕部はタカラ版はそのまま後部にまわるのですがこちらは組み換えで位置を変更します

尾の部分は取り外して手首などを組み替えて差し替え。くしくもカバヤ版に近い構造になりました

腕の組み換えはカバヤ版でもヒンジを仕込めたのでこのサイズなら可能な気がしますが、袖回りのデザインをアニメに忠実にすることと可動を考慮してこの処理になったと思われます

ドランをビークルモードから胸部ブロックに変形させ上から溝のレールに沿うようにして差し込みます

首を縮め、ロックをかけます

フェイスを出して完成

ゴルドラン

今までのSMP主役勇者は多かれ少なかれ変形合体機構はタカラ版とから乖離したプロセスが見られましたが、ゴルドランはアレンジはあるものの概ね踏襲しており感心しました

同スケールのゴルドランのプラキットは春ぐらいにコトブキヤ版を組んだので合わせ目の解釈や全体的なスタイリングなど参考にしたであろう箇所は見受けられるもののバンダイなりの解釈で再構築したのが伺えます

頭部。ゴルゴンの頭部がそのままのお陰でリーゼントみたいになりましたが実はタカラ版も似たバランスなのです。ブキヤ版とは違い目の彩色はメタリックグリーンです

この角度!タカラ版を持っている方ならばわかると思います!!

拳は小さいもののスーパー竜牙剣の保持は可能。グレートアーチェリーは不明ですが…

額のパワーストーンは変形ギミックの弊害で分割式に、タカラ版と同じですがクリアパーツ部分がよく外れます。シールを張ってやればマシになるかも?

コトブキヤ版はレモンイエローにラメを散りばめたような成型色でしたがこちらはちゃんと金色と呼べる綺麗な配色のプラで出来ているため下地無しでゴールドを吹くだけでもそれなりの仕上がりになりそうです

一刀両断斬りのシーンで目立つ足裏も造型…と思いきやゴルゴンの脚爪は肉抜き

毎度おなじみ見栄え頭部と手首に交換が可能

スーパー竜牙剣も装備しています

頭部はブキヤ版とあまり変わらない印象です

さて、手首なんですが完全新規金型なのにも関わらず相変わらずゴルドラン系の特徴である丸指が再現されてないです

スーパー竜牙剣は設定どおり抜刀可能。刃はシルバーで塗装

レッグバスターが可動

可動はSMP特有多重ヒンジ等でいつも通り自由度は高め

手首は基部ごと外して付け替えることで可動軸の方向を変えることが出来ます

コトブキヤ版と比較

ポージング

高松勇者3部作がSMPでも揃いました。マイトガインはレビュー時に散々愚痴りましたがあれからもう3年経つのか…

SMP勇者シリーズはどれもこれも難点があり特に当時品からしてアニメと玩具の見た目にかなり差があるマイトガインとジェイデッカー(特にビルドタイガー)はそれが顕著で可動性は高いものの、変形合体のプロセスを味わうモデルとしては及第点に至らず厳しい評価になりましたが、ゴルドランに来てようやくそれなりに納得出来る立体物が登場したと思います。まぁ、ゴルドラン自体がタカラ版からしてアニメと玩具にさほど差がなかったり、機構は優れているものの変形合体には無理のない構造だったりした事もあるのでしょうが不満点はややあるもののようやく価格に見合った満足なものになったと思います。次はダ・ガーンを出すようですがあちらもマイトガインやジェイデッカーと違ってそれほどギミックは複雑ではないので期待したいです

\楽天ポイント4倍セール!/
楽天市場

コメント

タイトルとURLをコピーしました