レビュー491 RGM‐009 1/100 アイアンコング

ゾイド

2025年 タカラトミーより発売 

価格9900

パッケージ

ランナー類

リアライズモデル最大クラスのボリュームがあり箱もブレードライガーの2倍近く。開発者インタビューによれば近年予約開始されたブレードライガーパンツァーも同様のランナー数だとか…

アイアンコング

旧トミー版を意識したフォルム。HMM版もいいですが情報量がすっきりして無印アニメ版に近い姿になりました

ノーマルのアイアンコングはPVで何故かシュバルツ役のうえだゆうじ氏がナレーションをしていましたがガトリング仕様じゃないしどういう選出なんだろう?

アイアンコングはアニメだとシュバルツ機以外たいてい扱いが良くなかったような…スラゼロでPK仕様に近い機体が出てきましたが使ってたのがギャグ担当のハリー一派なんでお察し…

このアイアンコングなら体格いいからジェノザウラーの首ねじ切りそう。アイアンコングといえば流用でデッドリーコングも出せそうな気がしますが、最近のタカトミはブレードライガーパンツァーとかいう本編に影も形もなかった機体AB出す前にわざわざねじ込むくらいなんで後回しにされそう…

ゾイドとは関係ない小話になりますが過去に存在した天才ゴリラのココという個体は手話を学び人間とコミュニケーションを取ることや子猫を育てる事も可能だったようです。その真偽は不明ながら、ゴリラが死の概念を認識していたらしいのは興味深いですね

頭部。どことなく愛嬌のある顔立ちです

背面も色分けされています

ハッチを開くとパイロットが搭乗しています

口を開くと牙が露出。HMM版から逆輸入したギミックだろうか

【アイアンコング解説】

本機は中央大陸戦争時にゼネバス帝国により対ゴジュラス用ゾイドとして開発された。当時は近接戦で圧倒的な制圧力を誇るゴジュラスをアウトレンジから叩くという戦法で設計され、特に長射程対地ミサイルは200kmもの射程を誇りこれは後の西方大陸戦争に投入されたセイスモサウルスが搭載するゼネバス砲の射程を大幅に上回る数値である。更にアイアンコングは気性が穏やかで凶暴なゴジュラスとは違い扱いやすかったため、ガイロス帝国においても引き続き使用された。後にオーガノイド搭載機や野生体ベースの新世代ゾイドが登場後も安定したスペックを誇る為に複数のバリエーション機が製作された縁の下の力持ちと呼べるゾイドであろう。一方でアニメシリーズで主に活躍していたのはシュバルツ少佐仕様のカスタム機位でモブの搭乗する通常タイプのアイアンコングはかませややられ役がほとんどであった

首は二重関節である程度引き出せますが顎を引くような可動は苦手

前脚は構造上かなり肘が曲がります

人差し指と親指が各関節事に可動します。それ以外は根本のみ可動

差し替えにより開いた状態の指が付属。交換することで平手を再現

胸部装甲が開きますが、固定はかなり小さいツメを引っ掛ける構造で腕部接続部も外側の装甲部分にあるため摩耗でゆるくなった場合の保持力が心配

恒例の足裏チェック。肉抜き穴はなくディテールあり、親指が可動

後脚は他のプラモデルではなかなかみないようはギミックが仕込まれており足首を動かさなければ膝部分が一定以上動かないという連動機構のようなものがあります

腹部は引き出し機構あり

サイズは1/144ガンプラと比べてもデカいです

武装など

TVM地対地2連装戦術ミサイルの砲台は基部が可動します

また、ミサイルの弾頭を外すことができるほか旧トミー版ムービングキットのように発射台を回転させることが出来ます

対ゾイド6連装ミサイルランチャーは地対地2連装ミサイルの砲台にアームで接続されています。しかし軸がかなり細いため破損に注意

砲身は伸縮しグリップが可動

マガジンを外すことが出来ます

軸を起点に可動しますが前述の理由で破損に注意

専用のジョイントパーツをかませることで前脚に持たせることが出来ます

10連発自己誘導ロケット弾ランチャーは両肩に内蔵。右肩のハッチは赤いものに差し替えることも可能

ポージング

主要な関節はだいたい可動しますがガンプラとは違う触り心地が新鮮に思います

価格は9900円とリアライズモデル最高額ながらそれに見合うギミックとボリュームは備えていると思います。シュバルツ機やPK仕様も欲しくなりますね!

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