
2024年 プレミアムバンダイ限定販売
価格5830円
パッケージ

本キットは2021年に一般販売されたキットにメッキ加工を施したいわゆるエクストラフィニッシュ版にあたる商品ですが、大本は2001年にHGHMシリーズ(当時価格1650円)として発売されたキットに追加ランナーによるアップデートを施した内容となっております



ランナー類



【重戦機エルガイム・あらすじ】
二重太陽サンズを中心に5つの惑星を擁するペンタゴナワールドは絶対的なカリスマを持つ美しい指導者オルドナ・ポセイダルによって統治されていた。しかし、ダバ・マイロードはポセイダルによって滅ぼされたカモン王朝の王子であり身分を隠しつつ復讐を誓って、仲間たちを集めながら「死の商人」アマンダラ・カマンダラと接触を持ち、彼の援助を受けつつ反乱軍の旗印となり勢力を強めていく。だが、繁栄とは裏腹に腐敗の進むポセイダル傘下の重鎮達も反乱軍の動きを利用しつつ、主君への反逆を企て始めその流れが互いが互いを食い合う三つどもえの闘争を呼び込む…激しさを増す戦乱に身を投じていくダバ、しかし彼は戦場で行方不明になった義妹にして婚約者のクワサン・オリビーと衝撃の再会を果たすのであった(1984年放送全54話)
エルガイム

白いボディが美しい本機。スタイル自体は20年前とほぼ代わりありませんがそれだけ当時のキットの造形が良いということになるのでしょう




百式に似ているとよく言われる頭部ですが実際よく見ると雰囲気は似通っていますがパーツごとの形は別物というのがよくわかりますね

【解説】
滅ぼされたヤーマン族カモン王朝の遺産ともされるA級ヘビーメタルで物語の主人公ダバ・マイロードの最初の愛機。スパイラル・フローという小型ビークルを胸部付近に収納する事でそこがコクピットとなるのはMk‐IIと同様。背中の小型ランドブースター『ライト』を装備する事で短時間の飛行、ホバリングが可能だが長距離の飛行は大型の物を使用する。武装面ではセイバー、ランサー、パワーランチャーとバリエーションに富み、近距離から中距離までのレンジに対応するほかエネルギー消費は激しいがバスターランチャーの使用も可能であり遠距離攻撃能力も備えた汎用性の高さが売りである。実際に最終決戦ではエルガイムMK‐Ⅱをオージとの戦いで失ったダバが再度本機に乗り込み逃亡を図るギワザのシャトルを狙撃、撃墜する大金星を挙げている。実は本機はヤーマン族カモン王朝のHM『ガイラム』の改良機であり外装はカモン王家の末裔であるダバの出自を隠蔽するために偽装されている。また、王族復帰運動に備えて戦力とするため本機はあえて量産しやすい簡易的な構造にデチューンされており、それ故かオリジナルに性能面で劣る。なお、ガイラムは物語終盤でポセイダルと因縁を持つフル・フラットが使用している

バックパックは取り外しが可能

脚部装甲が展開し内部のムーバブル・フレームが露出します

エルガイム特有の後部の足首は左右に可動します

シールドにパワーランチャーを取り付けることが可能。裏面にはSマイン、セイバーなどが収納されています


シールド、パワーランチャーを装備した状態

パワーランチャーは腰のケーブルと接続可能です



セイバーは手首と一体化した柄に差し替えてビーム刃を取り付けます



バスターランチャーは2丁付属。上が旧版で下がリニューアル版となり色分けも違います

バスターランチャーは安定脚が展開可能

エルガイムに持たせる際は専用の手首パーツに取り替えます


左手は平手を使い添えるような感じで

本来はケーブルで本体とバスターランチャーをつなぎますが、塗膜の影響でプラグが上手くハマらずバスター側も細いピンに挿すのが億劫なので本レビューでは省略しています
ポージング

エルガイムで一番好きなHMはガイラムです。なので次にレビュー記事を書く機体はガイラムにしたいのですがキット化はいつだろうか?(笑)

要望や反応次第では他HMのレビューもやりたい…んですが繊細なギミックやデザインが多いゆえに扱いに困るためあまり手を出す気は起きないですね…




HGエルガイム自体が20年以上前のキットに新規パーツを加え、現代風にアップデートした仕様になるのですが完全新規のMK‐Ⅱと違い所々に設計の古臭さは否めず、普通に遊ぶにしてもストレスを感じてしまいます。美しいホワイトメッキや造形自体は今の目で見ても悪くないのですが可動に難があったり、扱いにくい手首パーツや破損しやすいパワーランチャー接続部ピンなどを見ていると物語前半の主役機でありながらラストを飾った花形ヘビーメタルとしてMK‐Ⅱ同様に新規金型で出して欲しいと感じる内容でした…


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