2025年 バンダイより発売
価格4950円

イラストはスパロボOGプラモではおなじみ大張正己氏によるもの。パッケージでは各部のエッジが立ちOGシリーズのデザインに近い印象



ランナー

ランナーは以前レビューしたガンダムザガンと同程度の枚数です


ランナーはほぼ新規ですがグレーのフレームはヒュッケバインMK‐Ⅱとパーソナルトルーパー名義のランナーが1枚づつ入っており前者はかなりのパーツが余ります

本来はボールジョイント状のポリキャップが付属しますが筆者のものは入っていませんでした

シールは主にセンサー付近や黒の差し色を補完するものとなっています

付属品は手首パーツ、ビームソード、リープスラッシャー、ブラックホールキャノン、スタンドなどが付属
ヒュッケバイン

デザイン自体は元祖ヒュッケバイン(第三次スーパーロボット大戦)の設定画をベースに造形されています。ポリキャップはガンプラからあまりをかき集めて対応しました

スパロボOG以降でのリファイン版とは概ねデザインは共通していますが大きな違いはフロントアーマー、胸部ブロック、足首などが差異として目立つほか各部のエッジが立ち鋭角的なスタイルとは対照的にボリュームがありマッシブな体型に

ウイングの形状はそれほど大きくないため重心はやや後ろ寄りながらも以前レビューしたMK‐Ⅲよりは自立が安定します

筆者もレビューで実際に手に取るまでは肩や足がでかいな位しか違いがわからなかったのですが触れてみるとパーツの形状がかなり異なるためリファイン版を出すとなると外装はほぼ新造されると思います

イラストでは薄いメタリックブルーに見えましたが実際の成形色はガッツリ水色です

頭部。色分けはほぼ完璧でカメラアイやセンサーがクリアパーツ

アンテナはバンダイエッジが存在せずかなりシャープな形状になっています



足裏も造形されています

テスラ・ドライブを兼ねたウイングユニットは下部の翼がPCボールジョイント接続にて可動しますが軸可動でないため自由度は低め。マイクロミサイルの内蔵はアニメーションで描写されたのがスーパーロボット大戦Vからのギミックゆえかありませんが分割の構造からしてバリエーションが出るかも

地味に面倒な配色も再現されています




股下にはスタンド穴が存在

腕部は引き出し関節があります

フロントアーマー以外のサイド、リアアーマーはボールジョイント可動…しかしMK‐Ⅱの構造をまんま流用しているせいか前者は構造故かなり取れやすいです

腰部はボールジョイントと軸の複号でかなり動かせます

立膝も難なく可能

MK‐Ⅲと。リファインはあちらをベースにしているので同系統ながらデザインラインが大きく異なります

付属のスタンドは魂スタンドなどと比べて自由度は劣りますが耐久性は高そう
武器等
ロシェセイバーはサイドアーマーに格納されています



リープスラッシャーはエフェクトパーツ付き。専用パーツを差すことで付属スタンドにも対応します


ブラックホールキャノンは持ち手を分割する形で保持されます。基部はPCボールジョイントで可動しある程度融通が利く構造。更に下部にはスタンド対応の2ミリ穴が存在

スタンドの補助なしでも保持は可能です
ポージング


近年のバンダイプラモらしく高い可動性を誇り付属のスタンドもなかなかの使い心地でディスプレイにも一役買います

ストライクOP撃ちもバッチリ決まります。フォトンライフルはMK‐Ⅲより拝借







素晴らしい色分けに高い可動性とデザインをよく再現した造形、更に意外と取り回しの良好なブラックホールキャノン…と最新キットらしい組みやすさと可動の自由度に充実したオプションと褒める箇所は多いのですが、頭頂部のトサカパーツにサイドアーマーが取れやすくガンプラと比較すると高めの価格にたいしてボリュームとギミックに物足りなさを感じる以外はあまり文句のつけようがない良キットです。OGシリーズでお馴染みのリファイン版も出してほしいですがプレバン専売で6Kくらいで1年後くらいになりそうです。30はいつになるやら…?

