2009年スターセイバー発売(2011年ビクトリーレオ発売、2016年に仕様変更されセット販売) カバヤより発売
当時価格各300円
トランスフォーマー25周年に蘇った幻の食玩
トランスフォーマーガムといえばビッグワンガムの流れを汲んだ知る人ぞ知る組み立てプラキットになります。最初は1984にアニメ放送に合わせて発売され1989年の「V」まで多数のラインナップが登場し玩具並みのギミックを内蔵した伝説の食玩としてマニア界隈では話題となりました。そこからビーストウォーズガムなどを経て組み立てプラキットとしてのトランスフォーマーガムは一時断絶してしまいますがシリーズ25周年を迎えた2009年にコンボイやスターセイバーを含めた3種のラインナップで復活します…が、造型はシール頼りでタルくなり変形も差し替えがあったりと当時は期待に反してがっかりした覚えがあります。というもののシリーズはそれなりに継続し派生シリーズとして勇者シリーズをモチーフにした「ブレイブガム」も発売されるなどそこそこ評判はよかったようです。しかしながら原因は不明ですが発売元のカバヤ食品は現在の食玩関連はほねほねザウルスしか出しておらず新シリーズもなかば打ち切りを食らった状態になってしまいました
スターセイバー

オリジナルのタカラ版というよりはロボマス版をベースにしたような機構、造形に

色は青白赤とシールを貼らなくてもある程度は再現されています。セイバーへの分離ギミックは勿論再現されません

頭部。構成パーツは多いものの精悍さに欠ける造形

武器のセイバーブレードを装備

飛行形態。地味にセイバーブレードの刀身部分を取付可能です。頭部はよく外れます



ビクトリーレオ

まさかの数弾またいだ後での発売。当時はロディマスコンボイのオマケパーツの影響でボリュームが小さく感じましたがインフェルノと比べたらマシか…

配色はオレンジ、ブラック、レッドとホワイトがありませんが再現されています

当時品というよりスターセイバー同様に明らかにロボットマスターズ版を意識したスタイルです

頭部。造型は割と再現されています

Vロックキャノンを装備。何故かCFレガシー版ではアンロックアイテムでした。アニメで普通に使っていたんだから標準装備させろと…
アニマル形態。牙の生えたライオンにトランスフォーム。太もものスライド機能は組み換え式になっています



2体を並べると若干身長差があります。というか現状でほぼ同じ体躯のアイテムが当時品しかないような…

ビクトリーセイバー

スターセイバーとビクトリーレオが合体した姿。タカラ版の存在を某レビューサイトで知ったのですが胸に追加パーツがなく、ヘッドギアもつかないなどある意味衝撃的な姿でした

元トイの合体機構はそれなりに複雑ですが追加パーツの構成自体はかなりシンプルに纏められておりバックパックと下駄くらいしか見た目の変更点はありません。まぁグレートファイバードばりに元ネタの見た目がわからなくなるのもあれなんですが

新TFガム版発売当時は説明書やパッケージに記載されず隠しギミック扱いで公式でその存在が示されたのは発売数年後に発売され現状の最終弾であるDX合体セットのパッケージでした

二体が合体しただけあってかコアクラスより大きいです

セイバーブレードとVロックキャノンを装備した状態
当時は前弾にTFガム全体で見ても屈指の出来を誇るゴッドジンライが登場していたので、1弾のスターセイバーを使用する関係上どうしても見劣りしてしまいあまり感動がわかなかった記憶があります。構造的には2体とも明らかにロボットマスターズ版を参考にしていることがわかり、新TFガムはタカラトミー側から監修を受けているらしいのでギミック的には酷似している点が散見されます

もちろん大型ジェット機形態の合体も可能。ロボ同士の合体でビークル同士の連動も備えているロボトイはあまりないのでこれは嬉しい




1弾のスターセイバーと4弾のビクトリーレオの組み合わせなのでどうしてもクオリティの差が気になってしまいます。とはいうものの合体時の迫力は10センチ程度のモデルにしてはなかなかの存在感でジェット機同士の合体も可能な点は見逃せません。惜しむらくはカバヤが現状ホネホネ以外やる気がないのが残念です…


