レビュー470 AZ‐09 ジェノザウラー

ゾイド

2025年 タカラトミーより発売 

価格16500

受け継がれたのは冷血の遺伝子

「バン、地獄って所はそんなに悪いところじゃないらしいぜ」

パッケージ

旧トミー版を意識したパッケージ。旧版はジェノザウラーが複数体映っていましたが本品はモルガに変更

他はAZシリーズに則ったレイアウトに

ランナー類

パーツ構成はシンプルですがそれなりに数が多く、動力キットということもあり組むのに時間がかかります

内部フレームのパープルは2種類の成型色が採用され、情報量が増えています

パワーユニットが付属

ジェノザウラー

明らかにバーサークフューラーを意識したギミック。あちらは洗練されていた外観ですがこちらはデザインの制約もありやや後付け感があります

横から見ると配色のせいもありビーストメガトロンにも見えます(笑)

頭部。ジェノザウラーは元々一部内部ディテールが見えている外観だっただけにそれを補完するような見た目に

やはりシュッとしたフューラーと比べるとやや練り直しが足りないデザインに…

機体解説

ガイロス帝国が新型OSオーガノイドシステムを組み込んで完成させた初のゾイド。格闘能力、射撃能力が非常に高く荷電粒子砲を発射可能でロールアウト当時はデスザウラーやウルトラサウルス等の規格外を除き最強クラスの戦力であった。しかし、OSの影響で凶暴化した本機を乗りこなせるパイロットは少なく後に生産された機体はリミッターが設けられ、扱いやすくはなったが性能的にはパワーダウンしてしまい、ライガーゼロやバーサークフューラーなど野生体ベースのゾイドが戦場のメインになると型落ち感が否めなくなったがそれでも強力なゾイドであることには変わりなかった。アニメではプロイツェンがデスザウラーのボディを再生させる際に偶然生み出した変異体とされ、作中でも複数体が姿を見せている。レイヴンの駆る機体は一般兵のゾイド相手に無双しバンのシールドライガー、ロッソ、ヴィオーラのアイアンコングを圧倒し破壊している。更にブレードライガーとも五角以上の戦いを演じた

【歩行動画】

ジェノザウラー

素体にアーマーを取り付けると見慣れたジェノザウラーの姿になります。かなりトミー版を意識しつつもディテールが増加し旧版から順当に進歩したような外観

旧版と比べてやや前傾よりになりティラノサウルスっぽくなりました。かすかに見えるシリンダーもいい感じ

頭部。本レビューでは基本的にレイヴン、アニメ仕様で紹介しております

横から見るとまさに廉価版デスザウラーといった見た目でアニメ版の設定にも説得力が増しますね

一般機、バトスト仕様に切り替えることもできます

歩行時には目、荷電粒子砲の砲身が発光します

旧版と異なり顎の連動はなくなっていますが主導で開閉できるようになりました

コクピットハッチが展開。内部フィギュアはレイヴン、一般兵士を選択して乗せることが可能。旧版とは違いリニアシートが造形されているため安心してフィギュアを座らせることができます

電動可動時には内部が発光します

腕部。旧版よりシャープな形状になりますがこちらも電動ギミックはオミット。まぁ、アニメだと歩行時に動いていなかったので気になりません

電動歩行時にはコクピットハッチの突起に合わせるようにして固定させます

爪や腕が可動するのでポーズを取らせることができます

基部はボールジョイント接続になっています

背部のパルスレーザーガンも造形が細かく旧版からデザインが一部変更されています

砲身後部にブースターらしきノズルが追加

砲身基部、砲身が可動。ここも動かせる範囲は広いです

両脚部にシリンダが内蔵。後脚のは歩行時に伸縮します

脚部クロー。3本の爪はそれぞれ別パーツで機体を支える部位ゆえにここが上手く開いて接地してくれないと転倒します

胴体上部のこの薄い紫色のフレームは固定されないため素体状態ではしょっちゅう外れます

胴体下部の後方にスイッチが存在。電源を入れると歩行します

歩行モーションはすり足気味に前進しますが、後ろ脚の爪が上手く展開しない場合は転倒してしまいその頻度も多いため背負いものがつくジェノブレイカーは大丈夫なのかと心配になりました

荷電粒子砲発射形態

機体の各部を展開させ顎を開くことで荷電粒子砲発射形態になります

尻尾の放熱板が展開。ここは当時発売されていたトミー版では試作品であったのに発売された商品ではオミットされた部分なので嬉しいポイントです。が…手動で動かす際にほぼパーツのどこかが取れるのでストレスが…

リアライズ版と比べると大きいです

出来は悪くないんですが傑作揃いのAZシリーズにおいてあまり評判がよくないのか各種サイトなどでは半額近くになっている様子。歩行時の転倒や尻尾パーツの取れやすさなど難点は多いものの可動に特化したリアライズ版とは上手く差別化出来ており動きもなかなか凝った挙動を披露してくれるので欠点は多いものの魅力的なゾイドだと思います

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