レビュー198 パワーレンジャー アストロメガゾード(ギャラクシーメガ)

スーパー戦隊シリーズ

2023年 ハズブロより発売

日本未発売品 ベトナム製

パワレンの名称はややこしいので以下日本名(メガレンジャー名義)で紹介いたします。ギャラクシーメガは以前にチープトイ旧ミニプラを紹介しましたが本格的なトイレビューは今回が初めてです

パッケージ

スリーブを被ったかなり凝った装丁のパッケージ。やはり人気戦隊以外でも手早く商品化してくれるのがパワレンの強みだろうか? 

スリーブ裏側

スリーブを取るとギャラクシーメガの顔がアップになった装丁に

側面。カッコいいイラスト

関さんノリノリで収録してくれそうだからデビデビのフィギュアとか出ないかな?歯の部分を押すと「巨大化ウィルス注入〜」って台詞が鳴るとか…

なんと蓋の裏にもユガンデと対峙するギャラクシーメガのイラストが

梱包

発泡スチロール等ではなく薄紙に包まれて梱包されています。一応段ボールの蓋があり押さえつける形になっていました

一部が破けてます。ええんかこれで…?

ブースターライフルやメガシャトル、サーベルに手首パーツ等も薄紙に包まれています

高寺プロデューサーの戦隊は特撮こそ凝っていますが、物語の山場以外ではロボットによる戦闘が昭和戦隊ほどではないにせよややあっさりしており、カーレンジャーやギンガマンのロボ戦は巨大化→少し戦闘→必殺技の流れが多く若干ワンパターンな気もありますが、メガレンジャーはギャラクシーメガの剣技のレパートリーが非常に多彩で時にはブースターライフルを使い巨大ネジレ獣にトドメを刺すなど短い戦闘シーンの中にも飽きさせないように工夫され単なる消化試合に留まらない拘りを感じます。個人的にはゴーゴーファイブやボウケンジャーの日笠プロデューサー位に活躍させてくれたら理想的ですが

メガシャトル

ギャラクシーメガの頭部を構成するメガシャトル。細かく彩色されているのが魅力です

中央部にある分割線が少し開いているのが気になります。ロックなどの機構はありません

背面のブースター部分は凸ジョイントになっていました

コクピット部分を開くと5人のメガレンジャーがシートに座っています。劇中でも度々描写されていましたが実際に商品として再現されたのは初でしょうか?

ブースターライフルとドッキングすることが出来ます

メガシップ

ギャラクシーメガのボディ大半を構成する大型母艦。各部にメッキがふんだんに使用されています

底面(ギャラクシーメガの腕部)にはコロ走行用の車輪があります。塗装は細かいダクトまでシルバーで塗られておりゴージャスな感じ

砲塔が回転可動します

底面にメガシールドを取り付けられます

先端部の機首が展開し、メガシャトルを格納することが出来ます

メガシャトルを格納した状態で分割したブースターライフルのパーツを取り付ければパワードメガシップに

ブースターライフル本体はメガシップ底面に設置されたメガシールドに取り付けます

SMPギンガイオーと並べてみました。比較すると大きさがわかりやすいと思います

電磁合体

メガシップの両端を展開して下げます。ギャラクシーメガといえば簡単でストレスの少ない変形機構が特徴的なんですが、この商品は面倒くさいことに太ももを所定の位置に回転させないと脚部が下がりません…なんでこんな構造にしたんだ?

腕部を胴体に密着させ、膝関節を引き出します

メガシャトルを上部に取り付け、フェイスを出して完成!

ギャラクシーメガ

体型は当時の電磁合体版をそのままサイズアップさせた感じ。塗装箇所もかなり多く、ゴージャス感があります

個人的な話をしますと筆者はメガレンジャー放送当時には一昨年のオーレンジャーロボ、前年のRVロボが好きだったこともあってか、銀と青でのカラーリングでシンプルかつまとまりが良すぎるギャラクシーメガがカッコよく感じず青パジャマとあだ名を付けてあまり興味を示さなかった記憶があり、親に連れられてきた生協にある売り場のミニプラを見ても「なんか地味だな」と感じたことは覚えています。その癖メガボイジャーが出てくるとそっちには夢中になった辺り、今の好みはここら辺で形成されたんだと思います。そしてスーパー戦隊シリーズはメガレンジャー序盤に金曜夕方から時間帯が変更された事に加えて勇者シリーズも終了していた事情もあり、当時は放課後にほぼ毎日友人宅に遊びに行っていた事や習い事も複数通っていた為、放送枠移動がなければそのままアニメ特撮から離れていた可能性が高かったのです…が、メガレンジャーの放送時間が日曜朝になった事に加え父が特撮が好きだったので(最近もギーツまで見ている様子)一緒に見せられて数年後にあの仮面ライダークウガから受けた衝撃により卒業できるタイミングを失ってしまったのです(笑)

頭部はボールジョイント接続で可動の自由度は高め

総評

胸の【M】字はメッキによる再現

各部の塗装も細かいです

写真だけでは大きさが伝わりにくいと思いましたのでブンブンキラーロボと並べてみました

メガレンジャー人形が付属。並べてみましたがこの縮尺だと100メートルはゆうに超えるサイズに…

手首パーツが2種類付属。差し替えが手間なら武器持ち手をそのまま差してもいいかも

メガシールドは設定通り円形の盾に変形します

腕部の車輪の溝にかませるようにして取付けることが出来ます

持ち手を展開させれば武器用手首で持たせることが出来ます

ブースターライフル。武器持ち手用手首を使い保持

メガサーベルは持ち手の一部以外は全塗装仕様

武器持ち手用の手首を使用して持たせます…が、結構きつい為に差し込む際は注意が必要です

ポージング

このサイズのフィギュアにしては動く方ですが、重さもありあまり大胆なポーズは難しいと思います

総評

良い点

37センチのビッグスケールで存在感たっぷりのボリュームを持ち、変形可能でかつコクピットまで再現されているのは戦隊ロボ玩具全体を見渡してもあまり例がないと思われ、作り込みもファンが納得する完成度に仕上がっているの間違いないです。塗装の箇所も多く、このクオリティのギャラクシーメガのフィギュアはこの機会を逃せばおそらく出ない…と思いますが、最近のバンダイは予想しないところから商品がいきなり出てきたりするので可能性がまったくないとも言い切れませんが筆者は3万以内でAmazonにて購入しました。なかなかお高めでしたがメガレンジャーが好きなら値段に見合うだけの価値は十二分にあると思います

悪い点

ジョイントが一部固い箇所があり、塗装もやや剥げやすかったりと扱いの際は気になる点かと思われます。また、メガサーベル等武器をもたせる際にいちいち手首を付け替えないといけなかったり、メガシャトルにロック機能が存在せず隙間が開くなどもう少し練り込んでほしかった感はあり、手放しに褒められない箇所がいくつかありました

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